「琴吹先輩、絇瑠を追いかけてきます。
負けちゃダメですよ。
あなたは強い人だ。
こんなんで負けちゃいけない」
歩影の強い励ましで目に光が戻る。
そうだ。
こんなので負けちゃいけない。
元々絇瑠はただの後輩じゃないか。
ただの後輩に僻みを言われただけだ!
そーうだよ!いつものわたしのノリ思い出せー!!!!
くるりんぱ、さては嶺央がわたしのことばっか気にしてくれてるせいでヤキモチ焼いたんだな!
きっとそうだ!うん!
柚歌は去っていく歩影の後ろ姿を見ながら、知恵の前に立つ。
「ねぇ、まだ懲りないの?
あなたって本当にしつこいわね。
いつになったら静かに消えてくれるわけ?」
「消えるつもりは毛頭ありませーん。
それよりも柚歌ちゃんのスカート丈校則違反でーす!
チェックー!減点減点!」
ふっ、ざまぁ。
と心の中であざ笑ったのはわたしの中の秘密♪
「減点の1つや2つ、お金の力でどうにでもなるわよ、それより…」
「あぁ、ワイシャツも決まりのシャツ以外のもの着てますね!?
ピンクのワイシャツはこの学校にはありません!
はい、減点!」



