「わか…ばやし……?


…若林ってあの、中学の時にスーパー3ポイントシューターって言われ、期待の星だったのに、フッと消えてしまったって言われてる…あの若林知恵!?


嘘!?

知恵先輩って、若林選手だったの!?
すげぇっ!?
まじで!?

いやー、流石
俺が惚れるだけあるわー!



え、なんで「うるさいっ!!やめてっ!!!!!!」」


絇瑠が興奮したように話しかけようとすると、知恵が叫ぶように止める。


「え、知恵…先輩?」


「…ふふふ、そこの坊や。
あの子の昔の出来事知らないの?」


「え…まぁ、、、。

ってか、あんた、誰?
知恵先輩のことをこんな怖がらすなんて、何者?」


絇瑠が訝しげに怪しげな笑みを浮かべる女に聞き返す。