「僕はムカついてますよ。

僕の愛する絇瑠がこんなヘラヘラしてる女の人にかまって、キスするなんて…!

あの絇瑠のぷるんとした唇を琴吹さんは奪った!!

そして、あんなに美しい肌を持ち、知的な頭脳を持つ絇瑠を適当に扱う!

そして、キュンとくるような笑顔にも反応せず、カメラも向けない琴吹さん!
あなたは目が狂ってる!
僕はこんなにも写真を撮りまくっているというのに!!

僕にとって琴吹さんは敵です!
ライバルです!!」


…う、うそやん……。


「え、えぇ!?

落ち着こうよ!!


何その“ぷるん”とか気持ち悪い表現使ってるの!?


ってか、大丈夫だから!
わたし、ライバルになるほど好敵手じゃないし!?

言うならば、歩影君の方が上だから!!」


そんな時にタイミングがいいのか悪いのか、くるりんぱが戻ってきた。