アクアリウムで魅せて

ー-ー人間、求められると応えてしまう生き物。






名前を呼ばれ、彼が手招く方向へそろそろと近づく。
ベットのスプリングが、ギシッと軋む音が妙に部屋に響き渡った。


彼の腕が背中に周り正面からギュッと抱きしめられる。





心地よい体温と同じシャンプーの香り。
……何だか胸が切なくて。






緩んだ腕。
暫く見つめ合いながら。




---お互い何を言うのでもなく、唇を重ねた。