--ーあの浮気騒動から、あっと言う間に一月過ぎて。お決まりのごとく、菜月と二人女子会中である。
平穏を取り戻した私は、穏やかな気持ちで自分のワイングラスを傾ける。
あぁ、お酒も料理も絶品っ!!
「色々あったけど今がすっごい幸せなの。やっぱり平凡が一番よね〜」
心が満たされているということを改めて実感する。
アロハシャツを着た店員が運んできた料理を笑顔で受け取る、そんな余裕すらある。
「ふーん。よかったね」
チキンをナイフで切っていた私は、なんだか腑に落ちない菜月の返事に顔をあげる。
感情の籠らない目。
ちょっと不機嫌そうなにも見える顔。
「ちょっとぉ、なにその不満そうな表情。この前は『平凡が一番っ!』って得意げに言い放ってたじゃないっ」
「今は刺激が欲しいのよ!!」
「ちょ、菜月?!」
何故か少し自棄になっているようにみえる彼女は、ワイングラスに注がれたシャンパンを煽るように飲み干した。
私はその勢いに少したじろいでしまったが、この菜月の様子から何かあったのは間違いなさそうだ。
「……どうしたの。春くんのこと?」
「ん〜なんかさぁーーー。春んとこに新しい子が入ったみたいなんだけど。その女性社員が若くて可愛いんですって。デレやがってアイツ……」
「あーー」
なんとまぁ、あるあるな展開。
ハルくんの性格を知っている私は、彼が悪気がなく話しをしたんだろうなと想像した。
裏表がなく、正直。
だが思ったことは簡単に口にしてしまう彼は、どうやら彼女にする内容を誤ったらしい。
平穏を取り戻した私は、穏やかな気持ちで自分のワイングラスを傾ける。
あぁ、お酒も料理も絶品っ!!
「色々あったけど今がすっごい幸せなの。やっぱり平凡が一番よね〜」
心が満たされているということを改めて実感する。
アロハシャツを着た店員が運んできた料理を笑顔で受け取る、そんな余裕すらある。
「ふーん。よかったね」
チキンをナイフで切っていた私は、なんだか腑に落ちない菜月の返事に顔をあげる。
感情の籠らない目。
ちょっと不機嫌そうなにも見える顔。
「ちょっとぉ、なにその不満そうな表情。この前は『平凡が一番っ!』って得意げに言い放ってたじゃないっ」
「今は刺激が欲しいのよ!!」
「ちょ、菜月?!」
何故か少し自棄になっているようにみえる彼女は、ワイングラスに注がれたシャンパンを煽るように飲み干した。
私はその勢いに少したじろいでしまったが、この菜月の様子から何かあったのは間違いなさそうだ。
「……どうしたの。春くんのこと?」
「ん〜なんかさぁーーー。春んとこに新しい子が入ったみたいなんだけど。その女性社員が若くて可愛いんですって。デレやがってアイツ……」
「あーー」
なんとまぁ、あるあるな展開。
ハルくんの性格を知っている私は、彼が悪気がなく話しをしたんだろうなと想像した。
裏表がなく、正直。
だが思ったことは簡単に口にしてしまう彼は、どうやら彼女にする内容を誤ったらしい。

