「じゃあ、教室戻ろっか。」

祐介にそう言われ、私は大きく頷いた。

「昼休みの委員会サボっちゃったな。先生怒るかなー。」

いつも通りの祐介に少しホットしながら、


「祐介、ありがとう……。」

と、私は小声でお礼を言った。