「俺ら別れないから。」

話していた女達にそういうと、俺のいることに気づいて焦り始めた。

今更焦っても遅い。


「……今すぐみんなに本当のこと言えよ。」

「こ、小林くん~?何のことぉ?」

「ふざけんじゃねえよ!!とぼけてんじゃねえよ!」

俺がそう怒鳴ると、女達は泣きそうになりながら謝り始める。

「……謝るのは俺じゃないだろ。」

「小山さんにもちゃんと謝ります…。本当にごめんなさい…。」

「…もうムカつくから話しかけんな。」


俺はイライラを少しでも抑えるために屋上に向かった。

……美晴とはちゃんと話そう。