「暑い…」


クーラーが故障中の私の部屋は汗がにじみ出るほどの暑さだった


仕方ないな…



私はリビングに足を向けて進んだ



「桃!?


桃からリビングに来てくれるなんて…



お母さん嬉しい!」



「はいはい。」



お母さんは極度の親バカなのだ。



前に愛斗の家に行った時も、少し帰りが遅くなっくらいで、半泣きになりながら玄関まで走って来られた



門限とかは特に決められてないけど、遅くなったらとにかく心配されるし、少し熱が出ただけで病院に連れて行こうとしたり、とにかく親バカなのである