お前が1番かわいいよ。

愛菜は風のように去って行った



「俺は咲人って言いま〜す!

ちなみに4組で〜す!」


どうでもいい男の自己紹介が続いていく



ここはカラオケボックス



私たちが住んでいるところは都会で、何軒もカラオケボックスや、ゲーセンがある



「6組の愛斗。よろしく。」


え。私と同じクラスの人いたっけ?


私は6組



下に向けていた顔を上げてその人をみたら見覚えのない男の人だった



私、男の人の興味がなさすぎてクラスメイトの顔すら覚えてなかった…



さすがにそれぐらい覚えてればよかったなと後悔した