私は大富豪のお嫁様ッ!?



「ごめんなさい。あたし、何かしたかな?ただ、幸人と楽しみたかっただけやねんけど、何か気に触る事言ったかな?」


あたしは、抱きしめる力を込めた。


「幸人、ねぇ答えて?」






「……莉緒、ごめん」


幸人は、濡れたままのボタボタの手で、あたしを抱きしめた。