私は大富豪のお嫁様ッ!?



「あ、今エッチな事考えたでしょ?」


「――…考えてねぇよ」


「あたし達って、恋愛結婚なのかな?お見合い結婚なのかな?」


「――…さあな」


顔を反らす幸人の胸板に、あたしは体を添えた。


「――…何だよ」


ちょっと照れた幸人の声が聞こえる。


幸人の心臓はドクドクと速い鼓動を立てる。