私は大富豪のお嫁様ッ!?



あたしは片手を高く上げ、布団の中に空洞をつくった。


「――…は?」


幸人は、目をまるくして聞き返した。


「寒いでしょ?風邪ひいちゃうよ。おいで」


幸人は、ちょっと戸惑ってから言った。


「お前――…襲うぞ?」