四年生になった俺はスポ少と学校の両立に慣れてきて、前よりも楽しいと思える生活を送っていた。
スポ少で今までに経験した事がない事をやったり、チームメイトとの仲を深めたりして毎日が充実していた。
そしてもう一つ初めての体験があった。
試合だった。
大きな体育館で他の地区のスポ少の人たちが集まる
事を体験した。小学三年の時はユニホームがもらえず試合に行かなかったのですが、四年になって初のユニホーム番号は18番と後ろの方でしたがとても嬉しい事だった。
そして、試合の日
違う地区のスポ少の人達と交流しながら試合をして
色々な人に出会い、刺激を受けた。
違う地区にもバスケが好きな人もいるんだなと実感した。
そして試合を繰り返すたびに顔馴染みになり、地区の人達にも名前を覚えてもらえるようになって、自然と会話できるようになった。
それからはバスケが楽しくてしょうがなかった。
そんなことを思い生活をしていたらまたあっと言う間に5年生になり、またあっと言う間に6年生になった。
6年生になって自分たちが最長学年になった時、気持ちの変化があった、それはスポーツあるあるで前の代が強すぎると、後の代が馬鹿にされる事だった。
自分が上に立って、下の代を引っ張って行くのに精一杯だったのに、そこに強さを求められる辛い状況に、おちいった。
もうバスケやめようかなんて考えるようになった。
そんな中また事件が起きた。