4月小学生になる準備をして、入学式の日を待っていた。
もちろん小学生になる前の憧れ、ランドセルも買ってもらった。嬉しさのあまり背負って家の中を歩きまわり、名前を呼ばれて大きな声で返事をするなど、気分は完全に小学生だった。
そして入学式
俺は晴れて小学生になった。あの時は嬉しかった、これからどんな事が待ってるのだろうと胸を膨らませこれからの学園生活に期待していた。
初めての勉強、教科書、宿題に給食
全てが俺を小学生なんだと実感させた。
そんなたわいもない事をしてるうちに一年はあっと言う間に過ぎた。
二年生になり、勉強の範囲も広くなり少しずつ難しくなっていたが、何事もなく全てをこなして行った。
そして三年生、体も大きくなり男子と女子にも少しずつ変化や距離が生まれ始めた年。
男子はちょっとした悪ふざけなどを覚えたり、仲間はずれなどを作ったりするようになった。
そして事件は起きた。