バレンタイン3日前


それからのあたしはというと......


「ハァー、やる気でな......」


見事に萎れてました


いや、完全に自業自得です。はい


自分で選んだ結論に後悔は微塵もない


だけど、心の中にぽっかりと埋めることの出来ない穴が空いた感じ


そんな事をボケーと机に突っ伏しながら考えていたら


バコッ


「ッいたー!」


頭に鈍い痛みが走った


「全く、いつまで萎れてんのよ!」

「だからって殴る事ないでしょ!?」


バコッだよ?あり得ない


「美野里のほうが力強いじゃない」

「いや、そういう問題じゃなくて......」


美羽はハァと溜め息をついた


その表情はどことなく淋しそうだった