「だから、俺のためにも仲直りしろよ!」

親友だろう?とまるで捨て犬のような目で見てきた

美野里と仲直りしたいのは山々だ

だけど......


「なんで、お前のために仲直りしなきゃなんねぇんだよ!」

「色々とアドバイスしてやっただろうが!」

「それとこれとは話が別だろうが!」

あーもー、拉致明かねー


「じゃあ、美野里と仲直り出来るよう協力する!これならいいだろ?」

は?

「協力って、お前この3年間なんにもしてなかっただろ?」

まさか、本当は何か糸口知ってたのか?

「美羽に止められてたんだよ、これは二人の問題だから気長に見守ろうって」

マジかよ......

「でも、流石にもう、みてらんねーよ。美野里も無理してんのバレバレだし。美羽からの許可も降りたし!」

「真琴......」


真琴はニカッと笑いながら俺の胸に拳をトンと当てた


「一緒に美野里の笑顔取り戻そうぜ!」


「ッ!あ、嗚呼!」


真琴、お前が親友でよかったよ


俺は、もう、あの過ちから、美野里から逃げない!


俺は真琴と拳を合わせながら固く誓った