いつかきっと。

伊藤先生 「うわー!バス来るまで10分あるよ…」
玲香 「言っちゃったばっかり…?」
伊藤先生 「だな。わりー!」
玲香 「大丈夫だよ?」


バスが来たけど、人がいっぱい…
先生は私を座らせてくれた。
立ったまま寝てる…

玲香 「疲れてる…」
伊藤先生 「疲れてねーよ!」
玲香 「え、聞こえてた?」
伊藤先生 「おう!大丈夫!」
玲香 「無理しないでね?」
伊藤先生 「お前、優しすぎ。」
玲香 「そー?気のせいだよ笑」
伊藤先生 「先生に向かってそんなこと言えるとか優しいだろ。」
玲香 「先生とか関係ないじゃん笑」
伊藤先生 「今の生徒はみんな先生を嫌うからな…」
玲香 「まあ、そーね笑」

伊藤先生がiPadをいじり始める。
玲香 「今日さ、iPadで写真撮ってなかった?!」
伊藤先生 「バレた?」
玲香 「いやーまじ辛い笑」
伊藤先生 「広報用だわ!可愛く撮れたよ!」
玲香 「いや、チェックしよ!マジで!」
伊藤先生 「ほれ!可愛いじゃん!」
玲香 「…これ載せんの…?」
伊藤先生 「ダメ?」
玲香 「ダメー!恥ずかしい!」
伊藤先生 「じゃあ先生達の報告用に使ってもいい?」
玲香 「それくらいならいいよ。」
伊藤先生 「可愛いと思うんだけどなー。」
玲香 「他に写真ないのー?」
伊藤先生 「ヘルシー野菜スープのレシピとか!模様替えしたから部屋の写真とか!」
玲香 「ヘルシー野菜スープとか作るの?笑」
伊藤先生 「だってコンビニ弁当ばっかりはやばいでしょ笑」
玲香 「まぁ、そーだけどさー。」
伊藤先生 「作ってくれるような人いないしね…」
玲香 「悲しい事言わないの!」
伊藤先生 「わーったよ!笑」
玲香 「自炊とかするんだー笑」
伊藤先生 「作りすぎて余って捨てちまうんだけどな…笑」
玲香 「減らしたらいいじゃん!」
伊藤先生 「なんか多くなっちゃうのー笑」
玲香 「タッパー入れて冷凍とかさ!」
伊藤先生 「お前さ、女子力高くね?」
玲香 「普通だから!」
伊藤先生 「いい嫁さんなれるぞー笑」
玲香 「はいはい笑」
伊藤先生 「眠いー。」
玲香 「ちょっと寝たら??」
伊藤先生 「うんー。着いたら起こして!」
玲香 「はーい」

しばらく先生の寝顔を見てみた。
こんな寝顔なんだなー。

玲香 「先生…着いたよ?」
伊藤先生 「お、おう。ありがと!」
玲香 「目覚めいいね笑」
伊藤先生 「お前の起こし方上手いからな。」
玲香 「起こし方に上手い下手ないから…!」
伊藤先生 「あるある!」
玲香 「褒めすぎだから。照れる。」
伊藤先生 「可愛いやつかよ!笑」
玲香 「もう、いいからいこ!」