ユウはうっすら笑みを浮かべて
「あ〜。これ?だってさ〜こいつ威勢が良いんだもん。暴れるから出られないようにするにはこうするしかなかったんだよ。」


「これはやり過ぎだよ!」


「は?やり過ぎ?今まで散々やってきたでしょ?今さら正義ぶんなって!」


ユウの言ったことに私は何も返せなかった。
今まで手は出してなくても、何も言えずに見ていたんだもん。もう私は抜け出せないんだ。



「いっっったい!!やめて!!そんなことして何が楽しいの⁉︎」

すみれちゃんの声がトイレに響く。
ユウたちは始めてしまった。


「うるっせえな!まだ喋れんのかよ。まあ、喋れねえようにしてやるよ」


悔しい。もうこんな感情持っていても助けられないなら無駄かもしれない。
いや、それはただ逃げてるだけ。抜け出してこの気持ちを伝えるんだ。私が今まで逃げてきたからこそ今勇気を出さなきゃ。
学校生活なんて今までいじめを見てるだけで助けられず、学校に来れなくなった人もいるのに自分はこのグループに守ってもらおうなんて考えるべきじゃないな。