白い天井に白い壁、白い布団、白を基調とした部屋。 私が今いる場所は、西里総合病院のナースステーション横の個室。 あの日、私は結局治療を受けなかった。 そして、高校2年になるはずだった私の病状は悪化した。 直人くんは治療を勧めてくれたけど、いつまでも直人くんの側にはいられない。 だから私は、残った時間は私の悔いのないように生きる。