俺が次に訪れたのは医局。 「西里 岬人と石井 陸久先生お願いします。」 「わかりました。 岬人先生、石井先生、直人くんがお呼びです。」 ナースコールの管理などを行う看護師に声をかけた。 「直人、どうした?」 兄貴が俺に聞いてきた。 「これ…海実から…」 2人に“岬人さんへ”、“石井さんへ”と書かれた封筒を渡した。 「じゃあ俺、まだ行くところあるから…」 それだけ言って、医局を離れた。