「…ん、海実ちゃん‼︎」 目を開けるとそこは白い天井で、私はベットの上だった。 私、倒れたんだ。 「大丈夫…じゃないよね?」 横に顔を向けると、西里先輩がいた。 “大丈夫?”って聞くと“大丈夫”って答えると思ったのか、大丈夫?とは聞かなかった。 「なんで…西里先輩が?」 「やだなぁ西里先輩だなんて。直人でいいのに。」 「先輩を呼び捨てなんて恐れ多くて…。」