「日向さん昨日、宿題夜遅くまでかかりました?」
「うっ・・・」
ビバ★図星だったから言葉が詰まった。
ってかなんでこいつわかったの!?
「眼の下に隈ができてますよ。」
「うぇ!?」
髪の毛をいじっていた手を止めて
顔を隠す。
「ちょっちょ待って!」
急いで胸ポケットから鏡を取り出す。
顔を確認すると大きな隈ができていた。
「あと。」
「あと?」
その先の言葉が気になってゴクンとつばを飲み込む。
「髪の毛、飛んでます。」
「ふぇ?!」
さっきそいつがやっていたように髪の毛を抑えた私。
人の言う前に自分の確認しろよ自分…。

