「ハァハァハァ…」
汗びっしょりで学校につき
運悪く、一番高い四階に自分の教室があり
急いで駆け上がって
教室のドアを勢いよくあける。
「日向ギリギリセーフ。」
彩香がそう私に話しかける。
手を横に伸ばし、セーフのポーズをする。
「セーフ…。」
私も同じようにセーフの格好をする。
「いつもの時間だね。日向らしい。」
席に座ると同時に彩香に話しかける。
彩香は私の隣の席で
といっても通路っぽいのをはさんでだけど
授業中よくメモが飛んでくる。
いつもくだらない内容でよくわからないけど
「まあね。」
そういうと同時にチャイムが鳴り響く。
あぁ、今日も学校が始まった…。
補習だけど。