*** 放課後になり、蒼依はいつものように道具を持って体育館へと向かう。 あたしは、平塚先生から言われた通り理科室へと向かう。 …なんとなく足が重い。 その足を歩かせて、あたしは理科室の中に入った。 「失礼します」 扉をゆっくりと開ける。 しかし、誰からも返事は帰って来ない。