またあたしと蒼依は片道一時間をかけて地元に戻り、いちごタルトで有名なケーキ屋さんへと向かった。


 あたしは胸に微妙な感触を残したままだけど、蒼依と話しているうちに、少しだけ胸のモヤモヤが無くなったような気がした。