さてさて。
もうすぐ、付き合ってはじめてのクリスマスを迎えます。
クリスマスはカップルで過ごすんだよね…?
ちょっぴり、ドキドキ。
プレゼント買わなきゃな。
「桜香〜、24日さ。空いてる?」
ただいま、昼休み。
「んぅっ!」
飲んでたミルクティーを、吹き出しそうになった。
「あちゃー、空いてない系?」
「ちちっ、ちがうよ!空いてます!あけてます〜!」
慌てて訂正!!
危ない危ない。ふふ。
「じゃーさ、デートしよう?クリスマスデート。」
ニコっといつもの優しい笑みで蓮君は言う。
「う、うん!行きたい!」
うわわ。どうしよう!!
楽しみだっ!!
そんな私たちを悠里たちが優しく見守っていた。
〜〜
「はぁ…」
ベンチ。
24日です。
デートは10時からなんだけど、もう11時。
もう少しで来るよね。
白いコートでオシャレしてきたんだけどなぁ。
ふうっと、息をはけば、かすかな白が上へとのぼる。
「さむ…。」
携帯をだして、時間をみると、もう1時。
なんでかな…。
電話をひらき、蓮君のところをタップする。
プルルルルっプルルルルっ
…
【ただいま、ーーーー…
聞き慣れた機械の声が聞こえてプツリと携帯の電話を切る。
遅いよぅ。
カバンからミカンの飴をとりだし、口へいれる。
ぽつ…。
座るベンチに冷たいものが落ちた。
ふわり。ふわり。
「雪だぁ…。」
雪は次々と流れていき、肩へと降り積もる。
雪が強くなってきて、滑り台の下へ移動した。
はぁ…。
帰ろうかな。
もう2時になっちゃうよ。
そう思ってフッと視線を落としたとき。
ザッ、ザッ。
足音だっ!!蓮君かな?
顔をあげると、
そこには
傘をさしたーーーー。
「立花くん…?」
立花くんがいた。
「蓮じゃなくてごめんな。」
立花くんはフワリと私を引き寄せて、傘の中へ入れてくれる。
「家、どこ?」
「そこ、まっすぐいって右に行ったところ。」
「大丈夫か?寒くなーい?」
「うん!ありがとう。」
なんで、立花くんが…。
どういうことなの?
あれ?なんで…?
「あ、あの。立花くん?なんで…」
「蓮の。」
立花くんは口をとめる。
そして、小さく唇をひらいて
「蓮の仲のいい人が体調崩したらしいんだ。」
といった。
あはは。立花くんは演技が下手だ。
泣きそうになった。
美咲ちゃん、でしょう?
分かっちゃうよ。ふふ。
喉の奥がギュウっと苦しくなって、苦くなって。
「ごめん、な。」
立花くんはそう言ってからもう、しゃべらなくなった。
立花くんに、「ありがとう」を言って、家にはいる。
はぁ。
もう、ばかばか。
蓮君も私もばか。
雪はいつしかやんでいて。
それがまた私の心を切なくさせた。
もうすぐ、付き合ってはじめてのクリスマスを迎えます。
クリスマスはカップルで過ごすんだよね…?
ちょっぴり、ドキドキ。
プレゼント買わなきゃな。
「桜香〜、24日さ。空いてる?」
ただいま、昼休み。
「んぅっ!」
飲んでたミルクティーを、吹き出しそうになった。
「あちゃー、空いてない系?」
「ちちっ、ちがうよ!空いてます!あけてます〜!」
慌てて訂正!!
危ない危ない。ふふ。
「じゃーさ、デートしよう?クリスマスデート。」
ニコっといつもの優しい笑みで蓮君は言う。
「う、うん!行きたい!」
うわわ。どうしよう!!
楽しみだっ!!
そんな私たちを悠里たちが優しく見守っていた。
〜〜
「はぁ…」
ベンチ。
24日です。
デートは10時からなんだけど、もう11時。
もう少しで来るよね。
白いコートでオシャレしてきたんだけどなぁ。
ふうっと、息をはけば、かすかな白が上へとのぼる。
「さむ…。」
携帯をだして、時間をみると、もう1時。
なんでかな…。
電話をひらき、蓮君のところをタップする。
プルルルルっプルルルルっ
…
【ただいま、ーーーー…
聞き慣れた機械の声が聞こえてプツリと携帯の電話を切る。
遅いよぅ。
カバンからミカンの飴をとりだし、口へいれる。
ぽつ…。
座るベンチに冷たいものが落ちた。
ふわり。ふわり。
「雪だぁ…。」
雪は次々と流れていき、肩へと降り積もる。
雪が強くなってきて、滑り台の下へ移動した。
はぁ…。
帰ろうかな。
もう2時になっちゃうよ。
そう思ってフッと視線を落としたとき。
ザッ、ザッ。
足音だっ!!蓮君かな?
顔をあげると、
そこには
傘をさしたーーーー。
「立花くん…?」
立花くんがいた。
「蓮じゃなくてごめんな。」
立花くんはフワリと私を引き寄せて、傘の中へ入れてくれる。
「家、どこ?」
「そこ、まっすぐいって右に行ったところ。」
「大丈夫か?寒くなーい?」
「うん!ありがとう。」
なんで、立花くんが…。
どういうことなの?
あれ?なんで…?
「あ、あの。立花くん?なんで…」
「蓮の。」
立花くんは口をとめる。
そして、小さく唇をひらいて
「蓮の仲のいい人が体調崩したらしいんだ。」
といった。
あはは。立花くんは演技が下手だ。
泣きそうになった。
美咲ちゃん、でしょう?
分かっちゃうよ。ふふ。
喉の奥がギュウっと苦しくなって、苦くなって。
「ごめん、な。」
立花くんはそう言ってからもう、しゃべらなくなった。
立花くんに、「ありがとう」を言って、家にはいる。
はぁ。
もう、ばかばか。
蓮君も私もばか。
雪はいつしかやんでいて。
それがまた私の心を切なくさせた。

