「いっ……」
チクっとする痛みの後、首から血を啜る音が庭に響いた。
「はぁ…」
血を吸い終えた翔人さんの口から息が漏れた。
吸血された時間は短かったが、一気に疲れが押し寄せてきた。
疲労感に耐えることが出来なくなった私は膝から崩れ落ちた。
翔人さんが支えていてくれたおかげで地面につくことはなかったが目眩もしてきた。
「これがAAAの血!とても甘美な味わいだ!それに、この体の底から漲るような力…実に面白い…!」
「はぁ…はぁ…」
「おっと、すみません若菜様。今は辛いかと思いますから私に捕まっていて下さい」
その瞬間体が浮いた。
「じ、自分で歩けるので…はぁ、降ろして下さい」
まだ力が入らないため、彼の腕の中でジタバタしても全く意味のないものだった。
「大人しくしていないと落としますよ?お部屋に着くまで待っていて下さい」
お姫様抱っこをされた状態で屋敷の中を歩こうとするのか…
そんなのまっぴらごめんだ。
「安心して下さい。この時間帯はまだ誰も起きてないですよ」
頭の中を読み取ったかのように答える翔人さんは、もう昨日の翔人さんだった。
「さぁ、行きましょうか」
そして庭を去った。
チクっとする痛みの後、首から血を啜る音が庭に響いた。
「はぁ…」
血を吸い終えた翔人さんの口から息が漏れた。
吸血された時間は短かったが、一気に疲れが押し寄せてきた。
疲労感に耐えることが出来なくなった私は膝から崩れ落ちた。
翔人さんが支えていてくれたおかげで地面につくことはなかったが目眩もしてきた。
「これがAAAの血!とても甘美な味わいだ!それに、この体の底から漲るような力…実に面白い…!」
「はぁ…はぁ…」
「おっと、すみません若菜様。今は辛いかと思いますから私に捕まっていて下さい」
その瞬間体が浮いた。
「じ、自分で歩けるので…はぁ、降ろして下さい」
まだ力が入らないため、彼の腕の中でジタバタしても全く意味のないものだった。
「大人しくしていないと落としますよ?お部屋に着くまで待っていて下さい」
お姫様抱っこをされた状態で屋敷の中を歩こうとするのか…
そんなのまっぴらごめんだ。
「安心して下さい。この時間帯はまだ誰も起きてないですよ」
頭の中を読み取ったかのように答える翔人さんは、もう昨日の翔人さんだった。
「さぁ、行きましょうか」
そして庭を去った。
