「ご飯できたよー」 階段の下からお母さんの声がした。 「はーい!行こっ」 数歩歩いてドアのところで立ち止まる。 それから、クルッと後ろを向いて背伸びして手を伸ばして高遠くんの頭をぐしゃぐしゃした。 「!?」 「さっきのお返しっ」 『嫉妬』 高遠くんも嫉妬してくれるんだね。 高遠くんが知らない幼い中学の私がクラスメイトと笑ってる写真に。 それだけで嬉しくなる。 それだけでドキドキする。