「『だった』?もう過去形?」 頭の上からちょっと寂しそうな悲しそうな声が聞こえる。 私の頭と背中を抱く手が少し震えてる。 「今だって好きだよ。忘れようと思っても全然忘れられないし…でももう片思いは辛いよ」 涙がどんどん溢れてくる。 想いが届かない辛さと抱きしめられてる幸福感とのギャップで複雑な気持ち。 高遠くん、私どうしたらいいの? 「片思いじゃない。…片思いなんかじゃない。ごめん。俺が子供すぎてごめん…。今度こそ大切にするから、これからも彼女でいてください」