それを木刀で撫でるように 左右へいなす。 まるで母が幼子の頭を優しく 包み込むように。 「てめぇらぁ!!なに遊んでんだァ」 「そーだそーだ! もっと来ないとつまんないじゃん」 稜之助はつい、副長のヤジに乗せてしまった。 「てめぇら、んなガキに・・・ 全員で行けぇ!」 「は?」 まさかの大人気ない発言。 しかも本当に来たわ。