つながる

「触るなよニコちゃん。」




え?・・・
稜之助の背を冷や汗が伝う。

しまった。この間考えたあだ名をつい。


「に、に、に・・・にこっとね?」



無理矢理口角を上げてニコちゃんこと
総司を見上げる。



ニコニコしているのに、後ろにどす黒い物が・・・
「さ、行きましょうね?」



次はガッチリの掴まれた右手首。

観念して着いていく。