「今日は土方は稽古つけてますよ? 連れていってあげましょうか?」 ニコニコニコニコ。 裏があるのは分かっている。 けれど、稜之助はどうしても 確かめたい事があった。 「頼む。」 ふふっと笑った男は団子を頬張り茶で 流し込むと稜之助の腕を掴む。 咄嗟のことで、つい振り払う。