「お前その顔それ以上 近づけるなよ。」 気付けば口にしていた。 この瞳に畏怖は抱かない。 それでも、この男に近づく事が 私自身をまた闇に近付けるのでは ないか。 私の弱さから出た言葉だった。 抜刀し戦うこと、 切っ先を向け近付かぬようにする事 も勿論できる。 それが何を意味するのかも。