好きって言ったら信じてくれる?



レストランを出たあとはひたすら、ぶらぶら。



面白そうなお店を見つけては、立ち寄ったり、文房具や本を買ったり。



ちょっと可愛いものとか、変なものとかを見つけては報告し合う。



一人だったら、「あ、可愛い」とか「変。」で終わってしまうけれど先輩と見ていると、そんなちょっとしたことでも一緒に笑える。



「水野、見てこれ。」



そう呼ばれて見ると、変なゆるキャラのマスコットを持った先輩。


「かわいくない?」


「え、そうですか…」



同意しかねてことばを濁す。



「そんな冷たい目で見ないでよ。かわいいじゃん。」



冷たい目なんてしてたつもりは無いけれど、そうなってしまっていたかもしれない。



「だって、ちょっとグロいですよ?そのキャラ。」



「そこがいいんだって。」





言い張る先輩に納得がいかないけれど、「そうですか。」と頷く。



「さっきのこぶたといい、先輩はかわいいものにこだわりがあるんですね…。」



「何、その達観した感じの顔!」




こんなどうでもいいことばかり話してるのに、びっくりするくらい楽しくて、あっという間に時間が経っていく 。