好きって言ったら信じてくれる?





「あのー、どこに行くんですか?屋上、行けないですよね?」



いつも委員会で使う社会科室に行くのかと思えば、ひたすら階段を上がる。



この階段を上っても屋上には入れないから意味ないと思うんだけど。



そして、ついに行き止まり。屋上のドアの前でおもむろに先輩は腰をおろした。




「水野も座れば?」



「え、ここでするんですか?」



「ん?あぁ、ここ穴場で人が来ないから静かで気に入ってるんだ。」





先輩でも一人になりたくなったりするんだ、ってそうじゃなくて。




「何をするんですか?」




「え、お昼食べようと思って。」




先輩は、それ以外に何が?とばかりに多分、本当に驚いた顔。




「委員会じゃないんですか?そうやって、言われたんですけど?」



「あー、クラスの子か。でも、委員会の仕事とは言ってないよ?僕は、『体育祭実行委員の水野はいる?』って聞いただけ。」



「実行委員って呼び出されたらその仕事だと思うじゃないですか。」



「でも、普通に呼び出したら水野が困るかと思ったんだけど?」