『奈々~?どこらへんにいるの?』
「え?駅の前にいるよ!おっきい時計の下!」
『えー、あ!いたいた』
「え!私見あたらないんだけど」
その時後ろから肩をトントンとされた
振り返るとそこには私が会いたくてたまらなかった悠也の姿があった。
「はじめまして?だよね一応(笑)」
黒に近い茶色の髪の毛はワックスで少し固めていて切れ長だけどはっきり二重の目はLINEで送ってくれた写真よりも少し優しい感じがする
「そう、だね(笑)」
私は照れくさくてまともに悠也の顔を見れない
「ハハッ奈々緊張してるの?(笑)」
「別に~…」
「そう言えば奈々付き合ったことないんだっけ?」
「え!」
なんで!?なんで悠也知ってんの!?
あれ?私そんなこと電話でいった!?
「航太が教えくれた~(笑)」
「航太何でいうかな」
「嫌なの?俺は別にいいと思うけど。」
「そう?今時珍しいとか思わない?」
「恋なんて無理にできるものじゃないでしょ?奈々は今までそういう人と出会ってこなかっただけだよ。」
優しく微笑んでくれる悠也。
あぁ、悠也はこうやって笑うんだね
