人気の少ない廊下までくると航太は私の顔をまっすぐとみた
「な、なんなの?」
いつも明るい航太がこんなの気持ち悪いんですけど………
私は思わず目をそらした
「奈々。まだ悠也と連絡とってんの?」
「え?うん。とってる。」
「そっか。」
「それがどうかした?」
「奈々は悠也のこと好き?」
「は?急に何なの!」
一方的にな質問に私は戸惑うばかり
どうして航太そんなこと聞くの。
「好きなんだろ?」
コクンっと頷くしかできなかった。
「じゃあ俺はお前のことを思って言うな?」
航太さっきから何言ってるのか全然わからないよ。
「悠也。1年半付き合ってる。彼女がいるんだって。」
