そこで、その状況を見かねたさくら先生が



「じゃあ、陸くんは愛理ちゃんとね!」



と言って無理やり2人の手を繋がせた。


その時の陸の顔と言えば……。


とっても怖い顔をしていて、あたしは隣を見ることができなかったくらい。


「陸くん」って話しかけても、応答ナシだし。


もう聞こえてるクセに~っ!



───スタスタッ…



無理やり手を繋がされたことが気に食わないのか…陸は早足で歩き出す始末。



「イタッ!」



あたしは今日おろした新しい靴のせいで、足の踵が痛くなって──・・・