それは皮肉にも愛理がくれたストラップと同じ…光る“星”がついていた。



「一生なんて…大げさすぎんだろ?」


「そんなことないよっ!陸からはじめってもらったプレゼントなんだから」



もう少しで地上に降りる小さな箱。


2人だけの時間もなにもかも…。


もうすぐ終わりを告げる。


「どうしたの?」


沈黙になった俺の顔を覗きこむ愛理の手からプレゼントを奪い、俺は細い首元の後ろに手を回し、それをつけてやった。



「わぁ!陸につけてもらえるなんて嬉しい」


「これが…俺からの最初で最後のプレゼントだから」