キミに…Kiss


街に出ると、煌(きら)びやかなイルミネーションに目を奪われた。


「陸、きれいだね」


「ここまでクリスマスに盛り上がる理由が、いまいち俺には理解できねぇけどな…」


「陸はなんでロマンチックじゃないの?クリスマスって言えば、恋人たちにとって大事な日でしょっ!」


全然 興味がない俺と、いつでもいろんなことに目を輝かせているコイツ。


どこまでも俺たちは…正反対だ。


けど、嬉しそうに笑ってる愛理を見てるのは…全然飽きないっつーか。


「ねぇ?あのショップに入ってもいい?」


急に腕を引っ張られた先に見えたのは、俺もちょくちょく行くあの店だった。


ワンフロアーで男女両方の洋服や小物を扱っていて。


雑誌にもよく掲載されている今…人気があるブランドのショップだ。