キミに…Kiss


──────────・・・


「めっちゃ泣けたよね?」


「……俺、全然 泣いてないんだけど」


「どうせ陸は我慢してただけでしょ!!」


「ぜってぇしてねぇから!」


館内を出ると、もういつもの調子が戻っていた愛理。


一瞬、心配して…損したし。


「で、これからどうすんだよ?」


「えーと、一応…オシャレしてきたから、街に出てショッピングとかしてみたいなぁ…なんて」



足元を見ながらハズかしそうに言う愛理は、誰から見てもガンバッてオシャレしてきましたって言うのがわかる格好だった。