「そんなことはどうでもいいから。とにかく早く窓を閉めろっ!」


5歳の時に必殺ワザをくらってから、俺はずっとアイツにしつこく付きまとわれていた。


高校まで追いかけてきやがって!


早川愛理、マジでウザすぎるし!!



───ピシャッ!!



「ああ~。閉めちゃった。愛理ちゃん、かわいそうに」


「かわいそうなのは、俺の方だっつーの!!」