キミに…Kiss


「……お前がしてんだろ?くそっ。調子が狂うし」


自分の頭をクシャクシャと掻く陸の姿が瞳に映った。



なんだろ?この愛しい気持ちは。



そんな陸の姿を見ていたら、何度でもあたしは言いたくなる。



「陸、好きだからね!」



もう1度伝え、それと同時に



────ッ…



背伸びをして陸の頬に落とした…不意打ちの必殺ワザ。


それを陸も受け入れてくれて、2人の唇が離れた瞬間


雲の間からタイミングよく太陽が現れた。



ひとまずツンデレ注意報も…解除。



陸が素直じゃないなら


その分、あたしが素直だし…まっ、いっか。


言葉よりも伝わってきた陸の行動。


追いかけてばかりいた…あたしのところに



───陸がはじめて来てくれた日だった。