キミに…Kiss


いつも笑ってるゴロちゃんの瞳が、その時…ちょっとだけ切なそうに見えた。



ゴロちゃんが…あたしを?



陸しか見えてないあたしは、全然ゴロちゃんの気持ちに気付かなかった。


「やっぱり口で言わなきゃ伝わらなかったか…」


「口で言っても、この子は一途だから伝わらないかも。でも、さっき伝えたからスッキリしたんじゃない?」


「うるせぇよ…さっちゃん」


「よかったら帰りにあたしがなぐさめてあげてもいいけど?」


「どうせ、オレがおごるんだろ?だったら遠慮しとくわ」


そうゴロちゃんが言った途端…思わず吹き出しちゃった3人。



────そこへ…



「愛理~!お前にお客さんだぞ」


「誰だろ?」


名前を呼ばれ…教室の中に戻ると



「……おう」