でも決心したからって自分の気持ちがすぐに切り替えらるはずもない。 それに抱き締められた優しい温もりが背中に残っていて やっぱりまだ陸のことが…好きで好きでどうしようもないって思った。 バスを降りて少し前を歩く陸に、今の自分の気持ちがバレそうなくらい… あたしの全身が陸のことを好きって言ってる。 「ねぇ、陸……」 「なんだよ」 あたしの問いかけに、陸が歩く足をストップしてくれた。 「なっ、なんでもない。それより送ってもらちゃってゴメンね」 「別に。俺が勝手に送ってるだけだし」