キミに…Kiss


意外な人物が…数メートル先に立っていた。



「あれって…まさか!あのヤロー、愛理ちゃんを待ってるとか?」



俺たちが今見ているのは片手をズボンのポケットに入れ、前髪を触っているあの“蓮見”の姿だった。


サッカー部の部室と体育館は、ちょうど正反対の方向にある。


なら…蓮見がここにいる理由は?


その時、急に俺を見て笑ってるアイツの顔が頭に浮かんだ。



「龍二。お前、先に帰れ!」