私は、高校生になるととも田舎から都会に出てきた。
一人暮らし!ではなく…シェアハウスなのだ。
父が良さそうな所を決めてくれたのは、ありがたい…。
「いくら何でも、シェアハウスだとは思わないよ...w」

そして私の高校生LIFEは始まるのであった。

「どうも~、隣に引っ越してきた立花 沙織です。いらっしゃいますでしょうか~?」
呼んでるのに、誰も返事などない...。
大丈夫だろうと思ってドアを開けて、一歩踏み出してみたら…!?
パリーンッ―…!!大きな割れたような音と同時に自分の悲鳴が響き渡った。
「...あぁぁぁぁ!!」
足元に置いてあった高そうな花瓶を、蹴って割ってしまったのだ...。

なにか、後ろに気配を感じる。
恐る恐る振り返ってみたら、背の高いフードをかぶった男がいた。
しかも私を見て、写真をとっているではないかっ!!!
「あーぁ、やっちゃったね。大家さんが大切そうにしてる花瓶...。」
「大切にしてる花瓶!?...ってことは、相当怒るよね?どうしようっ!」
すると男は、さっきと雰囲気は全く違うようで、冷ややかな目で言ったのだ。
「どうすんの、それ?金には変えられないものかもよ?荷物から見て新入りでしょ。目をつけられるかもねーww」
た、確かに、お金に変えられないような大切なものだったらどうしよ...追い出されるかも!?かなりやばい絶望だ…―。
「あのぉ...見逃してくれませんか?」
男はキョトンとし、私の顔をまじまじと見てきた。
「お前さ、俺のメイドになれ。」