用事を済ませ、途中まで朝比奈さんと悠真の4人で帰る


「永倉さん、沖田さん!!また!!」


「おう、またな!」

「またね!!」












名残惜しくて、永倉君と振り返ると


朝比奈さんとニコニコして楽しげな悠真

よかったよ

怪我がなくて……





屯所に戻ると、帰りが遅いことを心配した

土方さんが、物凄い怖い顔で

門の前に仁王立ち

土方さんの心配症は、昔から

心配しているなら、もう少しそういう

振る舞いをして欲しい



「遅かったじゃねぇか?ぁあ?」




これですからね!




「そんなに怖い顔してっと、悠真が
怖がるぞぉー」



永倉君が、悠真の名を出すと



「なっ…なんで、悠真が出てくる!!」


「土方さんって怒ってます?」


永倉君が、悠真の真似をした



「あはははっ似てる!!!」



永倉君と僕は、強烈な拳骨を貰い


土方さんの部屋に連行された



遅くなった理由


悠真が桂に、やられた話をすると


やはり、土方さんも驚き目を見開く



「無事で何よりだな
ったく!!アイツ…この前の説教
全然聞いてねぇじゃねぇか!!!」








まるで自分の者のように悠真の事を話す


そっか……



土方さんって…



悠真に惚れているのかも…












気がつかなければ…


いや、気がついた今でも



僕は、悠真に……