【沖田総司】


頂いたお金で、永倉君と買い物をして

屯所に戻った時の事です



「あれ?悠真じゃねえか?」

「そのようですね…」



コソコソッと門から中を覗いていた

怪しいですよね



「おーい!悠真!」



永倉君は、様子見とか回りくどいことを
しない

僕もですけど


「こんにちは!」


僕らが声を掛けると、にっこにこで

こちらに来る


「永倉さん!沖田さん!
近藤さんにお会いしたくて!!
誰もいないから…
入っていいですか!?」

「どうぞ」


僕が言うと、あっという間に門まで戻って


「2人とも!!早くーー!!」


と、いつもの大声


「おじゃましまぁーーーす!!!」


さらに大声



「始めから叫んどけば誰か来たんじゃ…」



永倉君の言う通り



コソコソ覗く必要は、なかったでしょう