翌日



「悠真が芹沢さんの所に来てるぜ!?」



永倉が珍しく、少し取り乱していた

昨日の今日だからな……








素性や身分は、定かでなくても

悠真は、上司な事に間違いない



何を話しているのか



気が気でない





永倉と門で待ち伏せする




「あ!こんにちは!
昨日は、どうも!火消し大変でしたね!」


いつもと変わらないニコニコ顔



「悠真、昨日はありがとう」


「土方さん…
芹沢さんは、確かにやり過ぎです、が……
貴方達にとっては、仲間でしょう?
芹沢さんがどうして、お酒に溺れるのか
考えたことあります?
なぜ、燃える家の屋根上へ行ったのか
考えましたか?」



「「 …… 」」



俺達は、返す言葉がなかった



「助けて下さい
芹沢さんを救えるのは、貴方達です
よろしくお願いします」



悠真が頭を下げた




頭を上げ、言った



「昨日の火つけは、私の指示です
芹沢さんは、悪役を買って出ただけです」





理解出来なかった











数日後







大和屋が、天誅組や長州と繋がっていたことがわかった


潜伏している者をあぶり出す作戦で


町方や佐々木さんらいた理由が


理解出来た




だが、芹沢さんの酒を飲む理由は





いくら、考えても






わからなかった